日々なる雑感

日常をただ適当に(但しミーハー)

【疲労困憊】ヲタ活とTPOとビジネスと

先日、神田明神の境内にある、神田明神文化交流館「EDOCCO」で行われている「ふるさと映画祭」に行ってまいりました。ずっと御茶ノ水界隈の出版社などで仕事していたのに、実は神田明神を訪れるのは初めて。そして、目的は推しの個人仕事の映画(W主演のひとり!)と舞台挨拶を見るためです。当日を迎えるまでに、チケット発売日が直前で早まったり、全席自由で整理番号も無くて戸惑ったりと右往左往してしまいました。基本NGT48関連でのヲタ活動はソロで行っているので、誰かに相談もせずに手探りです。

また、映画上映の前に、同じ建物内の別会場でトークショーも数日前に告知されました。しかも上映開始が14時45分、トークショー終了が14時45分という謎設定。調べると会場は同じ建物ですが別なので、瞬間ワープするしかないのか? とここでもハテナマークがいっぱい。映画祭と銘打ってるのですが規模感も想像がつかず、けっこう不安しかなかったです。結局トークショー開始時刻である14時15分より30分前くらいに到着するように調整して向かうことに。それが早めなのか、遅めなのかも全く分かりません。結果的に後ろの方の席しか座れなかったり、会場に入れなかったりしたら、神田明神を普通にお参りして過ごすか、先に上映ホールに入って前列を確保するか……と思っていました。

めまいがひどかったり、血圧コントロールが出来てなくて急に具合が悪くなることも多い最近だったので、新御茶ノ水駅からタクシーを利用して大体思っていた時間よりも少し早めに到着。

さっそくトークショーの会場へ入ると、まだ前のプログラムの時間だったのですが、空いている席が多かったのでとりあえず座って、普通にお話を聞いていました。会場は物産展もやっていて、テーブル席があり、そちらに座っている男性のグループもいたりして、「この人たちは同じ目当ての方たちなのかな~」と思ってみたり。そして終わりの時間になったのですが、まだ予定時間よりは早いな、と思っていると可愛らしい女性たちが登場。合間の時間を使ってアイドルオーディションの話などをされてました。その頃には私も前列に移動し、推しの登場を待っていました。私の席の左右も埋まり、やっぱりみんな同じ推し被りなのかーと思っていたのですが、気付くと応援グッズ類を出し始めたじゃありませんか…。え、トークショーだよ? しかも地域創生とかそういうテーマの…。と正直ドン引きしました。うちわ、キンブレ、カンペ、名札等々。和モダンな会場には不釣り合いな応援グッズの数々。応援グッズを持参するという頭がはなっから皆無だったので、ええええ……ってなりました(;´Д`) で持参してたとしても、会場の雰囲気とかで出せる空気かどうかっていうのを読むチャンスもあったと思うんですけど、出していいとジャッジしたんですよね、皆さん……。そういうものなのかな、私が厳しすぎるのかな、と思いましたが、個人的にはやはり恥ずかしかったです。

そして、時間になったのですが、特別出演?と思われる、ゆるキャラ「ねばーるくん」の登場に時間が掛かってました。あれですね、ふなっしータイプの意思を持ってお話しするキャラはシュールかつ的確な発言で、楽しいですね。撮影タイムになったときに、関係者のみで…とアナウンスされたんですが、「拡散してもらったほうがいいんじゃないの?」って言ってて、それなーって激しく同意でした。動員、かなり寂しかったので。

内容は想定範囲内という感じでしたが、映画祭の主催であり、映画の脚本・監督という方がずっとスマホと持ち充を手にしていて、しかもケーブルが異様に長くてぐちゃっとしてて印象に残りました。タイムキーパーでもあったりして、スマホ見なきゃいけなかったのかしら…。それでもスマホは袖に置いてきたほうがよかったのでは……と思いました。いろんなトークショーとか舞台挨拶見てきましたが、登壇者がスマホ片手なのは初めてでした。

そうそう、上演時間とトークショー終了時間が同じ問題については、「皆さんの移動を考えて10分遅らせましたから」みたいなことを言っていて、それも「うーん…」でした。タイムテーブル考えて告知する時点で考えなきゃいけなかったのでは。映画祭初日で、しかも最初の上映とのことだったので、バタバタしたんですかねー。というわけで、トークショーが終わってすぐにヲタクたちは地下1階の会場から2階の上映ホールへと移動。チケットのもぎりのスタッフもおらず、まあまあな混乱でした。そして席についてすぐ会場が暗転して映画上映スタート。終わった後にキャストと監督、ねばーるくんによる舞台挨拶でした。周りを全然見てないので分からないのですが、舞台挨拶では周囲の人は応援グッズ出してませんでした。私の視界では見えない席の方も多かったので、他の人は分かりませんが。判断基準が謎だなーって思っていました。

映画についてですが、各地方でいわゆる「ご当地」短編映画をたくさん撮っている監督・プロデューサー、制作会社という感じに捉えたのですが、「そういうビジネスがあるのか~」って思いました。自分でもなかなか最低な感想だと思います。すみません。内容についていうなら、最後に出てきたW主演のもうひとり、カミナリの石田たくみさんの奥さん役が推しじゃなかったので(映画中、高校生設定の推しは闘病中シーンがあった)、あ~亡くなってしまったのね…別の方と結婚したんですねと思って、青春の思い出振り返る内容の映画だったのか…と思ったら、推しの成長後の役者さんが別だっただけで、2人は無事に結ばれたという話でした。推し…22歳とかだったと思うので、別に本人が演じればよかったのでは……少し大人っぽい衣装にすれば十分だろ…と思いました。監督が「できるだけ(奥さん役の人の顔映らないようにしたんですけど、編集でカットし切れなくて」みたいな話をしていて、なおさら「推しで何がいけなかったんだろう…」と謎に思いました。アイドルが母親役は運営NGだったのかな……。映画全編を通して、石田さんの回想ナレーションで構成されていて、過去形なんですよ、ナレーションが。だから余計に、そういう思い出ありました…みたいなことなのかなーって惑わされたのもあります。推し、生きてた。よかった。

幼少時代のシーンで、ランドセルで2人が登校してたから、小学校設定のはずなのに、あきらかに園舎と園庭で「これ幼稚園だよなあ~」と思ってたのですが、舞台挨拶で監督が、「あれ、僕が通ってた幼稚園なんですよ~」とか言ってて、やっぱそうだよな…ってなったりしたよ…。そういうディテールというか、話に集中できない引っかかりが多くて、それがキツかったなと思いました。推し、ごめんなさい。推しは頑張っていた。初演技だもんね。よかったよ。頑張ってた。

通し券を買えばリーズナブルにもう1回上映&舞台挨拶を見ることができたのですが、まあいいかと思って1回券にしていたのは、正直正解だったな…という気持ちです。申し訳ないけど、もう1回観るのはきつかったです。映画祭というくらいなので、もう少し事前の準備が整っているとよかったなあと思います。

そして参拝を済ませて、駅に戻ることに。ここで唯一、持ってきていたアクスタでひっそり記念撮影しました。

ちょうど到着してお客さんを下ろしたタクシーを捕まえられたので、新御茶ノ水駅までお願いしました。が、なんだか大回りしているなあ…と不思議に思ったのですが、「一方通行とかが多いのかな」と様子を見ていたら、丸の内線の御茶ノ水駅に連れていかれました。まじか~と思って、新御茶ノ水駅をお願いしたんですが…と伝えると、「え? 同じですよね?」「あ、でも繋がってますよね」と。残念ながら、丸の内線の御茶ノ水駅と千代田線の新御茶ノ水駅はまったくつながっておりません。しかももし通路でつながってたとしても、かなりの距離です。タクシーを使った意味よ……となり、なんとか新御茶ノ水駅に連れていってもらいました。不機嫌にならず、申し訳ないですという対応の運転手さんで不幸中の幸いでした。

なんだか、帰宅したらどっと疲れが出てしまい、ヘロヘロになりました。

推しの個人仕事は嬉しいけど、なかなか微妙な気持ちになった一日でした。茨城県のご当地映画だったので、映画W主演が告知されたとき、見られる機会って茨城まで行かないとダメなのか…? と思っていたので、都内で観られたのは助かりました。色んな意味で本当に。